本記事では、寝室の窓を閉めたままにしてドアだけ開けた場合、睡眠中の換気効果があるのかCO2濃度を測ることによって確認した結果を記載しています。
測定の結果から一人で6畳の部屋に寝る場合、ドアを15cm開けておけばCO2濃度をおおよそ1,000ppmに抑えられることがわかりました。
2024/4/25(木)に放送された「林修の今知りたいでしょ」で、睡眠の質を良くするためには部屋の換気が大切で、寝室に換気扇がない場合はドアを開けて寝ましょうとコメントされていました。
その放送を見てこんな疑問を持ちました。
そこで、本当に効果があるか確認するため以下のパターンで就寝中の寝室のCO2濃度を測ってみたところ、寝室のドアを開けておくだけでも十分換気できることがわかりました。
就寝時のCO2濃度(ppm) | 起床時のCO2濃度(ppm) | 差分(ppm) | |
---|---|---|---|
ドアを開けない(換気無し) | 507 (22:22) | 1,235 (5:02) | 728 |
ドアちょっとだけ開ける | 599 (23:33) | 980 (6:00) | 381 |
ドア全開 | 499 (22:17) | 818 (6:01) | 319 |
エアコンで換気 | 600 (21:53) | 745 (5:01) | 145 |
窓とドア全開(1時間の昼寝) | 664 (12:01) | 517 (12:56) | -147 |
なお、厚生労働省の資料によると室内のCO2濃度の基準値は1,000ppm以下とされているので、それ以下であれば換気効果有りとしています。
CO2濃度の人体への影響に興味のある方は下記のHPも確認してみてください。

ただし、ドアを開けておくと廊下の光がまぶしかったり音がうるさくて逆に寝られないこともあるので、その辺は臨機応変に対応しましょう。

私の寝室は風呂場の隣にあるので、ドアを開けておくと眩しいしドライヤーの音がうるさいのです。みんな早くお風呂に入っておくれ!


測定条件とパターン


以下の条件で就寝中のCO2濃度を測定しました。
- 6畳洋室
- 一人で寝る
- 開けるのは寝室のドアだけで窓は開けない
測定パターンは以下の4通りです。
- ドアを開けない(換気無し)
- ドアをちょっとだけ開ける
- ドア全開
- エアコンの換気機能を使う
測定結果


測定結果の詳細です。
ドアを開けない(換気無し)
まずは寝室のドアを閉め切ったときのCO2濃度の測定結果を。
睡眠開始時刻は22:52、起床時刻は5:02、約6時間の睡眠でCO2濃度は728ppm上昇しました。


CO2の濃度も1,000ppmを超えており、人によっては寝苦しく感じるかもしれません。
ドアをちょっとだけ開ける
寝室のドアを15cmほど開けたまま寝たときのCO2濃度です。
ちょっとだけしかドアを開けていないのですが、果たして効果はあるのでしょうか?


睡眠開始時刻は23:33、起床時刻は6:00、約6時間30分の睡眠でCO2濃度は381ppm上昇しており、最大でも1,050ppm以下でした。


少しでも良いのでドアを開けておくと、CO2濃度の上昇を抑えられ換気効果があることがグラフからわかります。
一時的に1,000ppmを超えてしまいましたが、ドアを閉め切った状態に比べるとだいぶ良い結果でした。
ドア全開
ドアを全開にして寝たときのCO2濃度の測定結果です。
睡眠開始時刻は22:17、睡眠終了時刻は6:01、約7時間30分の睡眠時間でCO2濃度は319ppm上昇しました。


ドアをちょっとだけ開けたときに比べるとCO2濃度が低くなっていますが、部屋の外の音がダイレクトに聞こえてくるので、夜中に家族がトイレに行った音で目が覚めてしまいました。



CO2濃度はドアをちょっとだけ開けたときと大差がないので、全開にしなくて良いと思います。
エアコンの換気機能を使う
寝室のドアと窓は閉めておき、エアコンの換気機能を使ったときのCO2濃度の測定結果です。
こちらも最大CO2濃度は1,000ppm以下となっていて、問題無く換気できています。
このときの睡眠開始時刻は21:53、起床時刻は5:01の約7時間の睡眠でした。


ただし「ごーっ」という換気音はするので、そういうのが気になる人には向いていない換気方法です。
ちなみにここで使っているエアコンは2022年製のうるさらXです。
参考:窓とドア全開
参考までに窓とドアの両方を全開にしたときの測定結果です。


1時間ほど昼寝をしたときのCO2の状態を測定してみたところ、600ppm以下のところで横ばいでした。





5月中旬の気候の良い時期だったので、気持ちよく昼寝できました。
まとめ
効果的な換気という点ではドアも窓も全開にするのが一番良いのですが、防犯やエアコン効率の観点からはなかなか難しいところ。
今回の実験結果から窓を閉めたままでも良いので、ドアを15cm開けて寝るだけでもCO2濃度を小さくする効果があることがわかりました。
ドアを全開にした方がさらに効果は上がるのですが、夜中に誰かがトイレに行った音などがダイレクトに聞こえてきて目が覚めてしまうので、ここまでやる必要はなさそうです。
普段から「なんか寝苦しいな」と感じている方は、ドアをちょっとだけ開けるを試してみてください。
もしかしたら、睡眠の質が改善されるかもしれませんよ。


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