ワケあって毎週リハビリのために整形外科に通っているのですが、施術前にする血圧測定の結果が毎回140/100という高めの結果に。
病院での測定の場合、140/90以上からI度高血圧となるようでちょっと気を付けねばならぬ値です。
半年前の健康診断では血圧は100/70だったこともあり、これはヤバいと思いまずは毎日の血圧の状況を把握してみることに。
正しい血圧の記録をつける場合、血圧は一日の中で常に変化しているので、起床後1時間以内と就寝前に測定することが推奨されています。
早朝高血圧という起床時の血圧が高く、病院で診察する頃には正常に戻るようなパターンもあるとのことで、やっぱり1日2回は測定したほうが良さそうです。
となってくると気軽に使えて日々の記録も自動化されている製品を選ばないと、毎日の血圧測定がおっくうになって途中でやめてしまうこと間違いなし…です。
というわけで、気軽に毎日続けるために以下の条件にあう血圧計がないか探したところ、オムロンのHEM-7600Tという製品を見つけました。
- 測定精度が高い
できるだけ正しい血圧を知りたい
- コンパクト
大きいと片付ける場所に困る
- 測定が簡単
測定が面倒だと続かない
- スマホアプリで管理できる
手書きで血圧記録するの面倒
本記事では測定精度の高い上腕式であるにも関わらずチューブレスでコンパクト、装着も簡単なうえにスマホアプリで日々の血圧の記録をつけられるという、まさにすべての条件を満たす理想的な血圧計であるHEM-7600Tを紹介します。
血圧計をお探しの方は、ぜひご一読くださいませ。
- チューブレス
- カフを巻きやすい
- デザインがカッコいい!
- アプリで測定結果を管理できる
- 価格が高い
- 一人用
HEM-7600Tのパッケージ内容
オムロンのHEM-7600Tのパッケージ内容は以下のとおりです。
- 本体 × 1
- 収納ソフトケース × 1
- 説明書 × 1
- 単4電池 × 4
本体
本体の形状は円筒形でサイズは幅:約12cm、直径:約8.5cm、重量は電池込みで288gです。
単4アルカリ乾電池を4本使用。
約300回の測定ができるとのこと。
表示部分はLEDになっていてとても見やすい。
収納ソフトケース
付属の収納ソフトケースにはHEM-7600Tをすっぽり格納できます。
説明書は入りません。ちょっと残念。
HEM-7600Tの使い方
使い方は簡単で、腕に巻いてSTART/STOPボタンを押すだけです。
実際には腕に巻くというよりは通すことになるので、時計は外しておきます。
HEM-7600Tを上腕部にセットしたらSTART/STOPボタンを押して測定を開始します。
測定するときは椅子に座って、腕をリラックスさせてテーブルの上におきましょう。
HEM-7600Tのマニュアルから引用
それでは測定してみます。
正しくカフを巻けていると「OK」マークが出ます。
測定が終わると血圧と脈拍が交互に表示されます。
1回の測定時間はだいたい30秒くらいでした。
また、本機を使うにあたり腕の太さが22~42cmである必要があるのでご注意ください。
ヒョロきちの私でも問題なく使えていますが、念の為スリムな女性は腕の周囲を確認したほうが良いかもしれません。
また、OMRON connect に連携することで日々の測定結果を記録できます。
HEM-7600Tのメリット・デメリット
実際にHEM-7600Tを使って感じたメリット・デメリットを紹介します。
また、日経XTECHにオムロンの開発者の方のインタビュー記事があるので、気になる方はこちらもご参考にしてみてください。HEM-7600Tのこだわりポイントが紹介されています。
メリット
メリットは以下の4点です。
チューブレス
チューブがないので置いておく場所に困りません。
テーブルの上に置いておいて、気がついたときにパッと血圧測定できるようにしておくこともできます。
カフを巻きやすい
HEM-7600Tは下図のような位置調整が不要で腕に通すだけで良いので、カフの装着が簡単です。
HCR-7711T2のマニュアルから引用
強いていうならば本体のLED画面が自分の見やすい位置に来るように調整するくらいです。
デザインがカッコいい!
「スタイリッシュで使いやすいデザインだな」と感じていましたが、世界3大デザイン賞であるiFデザイン賞を受賞しているとのことです。
賞を受賞しているとは凄いですね!
アプリで測定結果の管理ができる
OMRON connectをスマホにインストールすれば、自動で日々の血圧を記録してくれます。
下の画面キャプチャは左から日単位、週単位、月単位での血圧の記録です。
(年単位での表示もできます)
週単位以上は血圧がグラフ表示されるので、推移がわかりやすいですよ。
グラフだけではなく、以下のように数値データとして血圧を確認することも可能。
さらに「らくらく血圧手帳」の機能を使えば、指定したメールアドレスに血圧手帳(PDF)を送信してくれますし、「血圧お知らせ定期便」では、毎週メールでレポートを届けてくれます。
この機能すごく便利だなと思っていたら、OMRON connectもiFデザイン賞を受賞していました。すごっ!
また、血圧の測定結果をiPhoneのヘルスケアに連携できるので、その他のデータと一元管理することもできます。
デメリット
デメリットは以下の2点です。
価格が高い
10,000円台前半以下で買えるものが多い中、HEM-7600Tの2024年8月時点の価格はAmazonで16,980円です。
他の製品に比べると高めの価格設定です。
一人用
HEM-7600Tを使う場合、OMRON connectでは一人分の記録しか残せません。
ただ、私は試せていないですが、ちょっと工夫すれば複数人での運用もできそうです。
詳しいやり方はtoshibooさんのブログをご参照ください。
オムロンの他の血圧計では二人分の記録を残せる製品もあるのに、なぜHEM-7600Tは一人分なのだ…。
まとめ
腕に通してボタンを押すだけで簡単に血圧が測れるHEM-7600T。
さらにコンパクトで収納場所にも困らないし、OMRON connectのおかげで日々の記録付けもらくらくです。
簡単に使えて片付けや記録するのも楽なので、初めての方やちょっとズボラな方にもおすすめできます。
ちょっとお値段がお高めですが、ぜひ使ってみて頂きたい血圧計なのでした。
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