本記事では「お医者さんの首サポーターFit」について以下の内容がわかります。
- お医者さんの首サポーターFitの特徴
- 使用感
- 実際に使ってみて感じた効果
悪い姿勢を正したい!でも自力ではなかなか矯正できない!気づいたらだらーんとした姿勢になっていたり、あごを突き出した姿勢になっていたり。
長年こんな姿勢を続けると健康を損ねてしまうかもしれません。いわゆるストレートネックというやつですね。
私の場合、20年近く姿勢を気にせずデスクワークをしていたら、頚椎症で左手親指が痺れるようになってしまいました。
さすがにこれ以上は悪化させたくないので姿勢を正すことにしたのですが、若い時から20年かけて築き上げた悪い姿勢は、冒頭に記載した通り自力で矯正できず…。
というわけで、「お医者さんの首サポーターFit」に首回りの姿勢矯正の補助をしてもらったのでレビューします。
お医者さんの首サポーターFitとは?
「お医者さんの首サポーターFit」は、株式会社アルファックスの製品で、猫背気味の人やスマホ・パソコンを長時間使うことにより首・肩に負担がかかっている人向けに作られています。
2枚に分かれたプレートで約8cmから約11cmの間で高さ調整ができ、首の短い人から長い人まで、さまざまな首の形にフィットするように設計されています。
詳細を以下に記載します。
フィット感を調整できる
首の短い人も長い人も「お医者さんの首サポーターFit」はぴったりフィットします。その理由はプレートが2枚に分かれていて高さ調整できるから。
実測してみると高さの最小は約8.5cm、最大は約11cmでした。
2枚のプレートは、下の写真の四角で囲った3点のマジックテープで固定します。
くっつける場所は3点しかありませんが、十分な固定力がありつつも取り外しも簡単にできる強さでした。
軽量で通気性も良い?
実測したところ、重さは約102gでした。
「お医者さんの首サポーターFit」を首に巻いた感じは重いというよりも、マフラーを緩く巻いた印象を受けました。
また、箱には「プレートには通気穴、側生地はメッシュになっているのでムレにくい」と記載されていますが…。
実際のところはプレート部分よりも、直接肌と接しているクッション部分が少々蒸し暑くなりました。ただ、エアコンの効いた部屋にいる分には「ちょっと暑いかな」くらいで、室内で使用する分には問題ありません。
あごとフェイスラインの形状に合わせた自然なカーブ
「お医者さんの首サポーターFit」のあごに当たる部分がいい感じにカーブしており、私の場合は顔にぴったりフィットしました。
ぴったりフィットしているので首の固定感は抜群ですが、首を前後左右に傾けられる角度がかなり小さくなります。
上下を支えるソフトクッション
上下にクッションがついています。緑の線で囲っている部分がクッションです。
これのおかげで長時間使っても首や鎖骨付近が痛くなるということはありませんでしたが、常に肌と接触しているので、定期的にお手入れはしてあげたほうが良さそうです。
お医者さんの首サポーターFitの使用感
実際に「お医者さんの首サポーターFit」を使ってみて主に感じたことは以下の6点です。
- 高さ調整が簡単
- 首への装着も簡単
- 首にぴったりフィットするので、しっかり固定されている感がある
- ぴったりフィットするが故に少し蒸し暑い
- 装着中は首を自由に動かせないのが不自由
- 1時間くらい使うと首がだるくなる
高さ調整が簡単
くっつける場所が小さめなマジックテープで3ヶ所だけになっています。
貼り付ける面全体がマジックテープだったら微妙な位置調整をするのが難しかったと思います。取り付ける場所が離れた3ヶ所だけでガチガチに固定されないため、微調整が簡単にできます。
首への装着も簡単
首に固定するためのマジックテープは広い面になっています。
固定部分が目視できない所にありますがマジックテープが広い範囲にあるため、取り付け作業が簡単にできます。
首がしっかり固定されている感がある
あごに当たる部分はフェイスラインの形状に合わせたカーブになっています。
このおかげでパッケージの写真のようにぴったりフィット。
ぴったりフィットしているおかげで無意識のうちに首が前後に傾こうとしてもしっかり支えられます。また、クッションが付いているおかげでサポーターにあごが当たってもまったく痛くありませんでした。
ぴったりフィットするが故に少し蒸し暑い
生地はメッシュでプレートにも通気穴が空いています。光が透けているところが実際に穴が空いているところで、メッシュだからといって全体的に空気の通りがあるわけではありません。
通気口はあるもののそれでも少し蒸し暑さが…。ですが冷房の効いた部屋であれば真夏でも問題ないレベルです。ただ、屋外で使うのはちょっと厳しく感じました。
装着中は首を動かせないのが不自由
首がしっかり固定されるということは、逆に「お医者さんの首サポーターFit」を装着中は動かしづらくなるということに…。
特に足元を見るには目を下に向ける必要があるのですが、メガネをかけている場合はレンズの隙間から見ることになるのでぼやけるのが不便です。
1時間くらい使うと首がだるくなる
いつもと違う位置に首が固定されるので、長時間「お医者さんの首サポーターFit」を装着していると首の筋肉がだるくなってきます。
私の場合は1時間くらいで首の筋肉がだるくなりました。「お医者さんの首サポーターFit」を外した後に軽く首を回したらバキバキなって気持ちよいのでした…。
お医者さんの首サポーターFitの姿勢矯正効果
「お医者さんの首サポーターFit」を装着しているときは首が固定されるので、強制的にあごを突き出す姿勢ができなくなります。これだけでも姿勢矯正効果があります。
さらに良かったことは首のあるべき位置を理解できることです。
インターネットで調べると首の姿勢の治し方はいろいろ出てきますが、実践してみても正しくできているのかがわかりません。
これまで自力で首の位置を矯正しようと胸を張りつつあごを引くようにしていましたが、「お医者さんの首サポーターFit」を装着したところ、あごを引くのではなく首を後ろ上方に引っ張るようなイメージで姿勢を正すと良いことがわかりました。
胸を張ってあごを引くという自己流のやり方は間違っていたことに気づかせてくれました。
さらに首と同時に背中周りも矯正すると更なる効果が見込めます。
お医者さんの首サポーターFitのお手入れ
「お医者さんの首サポーターFit」は手洗いができるとのこと。ちなみに洗濯表示マークは以下の写真の通りです。
クッション部分は肌に接していて汗を吸い取っていそうなので、週に一回くらいのペースで濡らしたふきんで汚れを拭き取るようにしています。
洗濯表示マークの見方がわからない方は以下のサイトも参考にしてみて下さい。
お医者さんの首サポーターFitのメリットとデメリット
ここまでに記載してきた内容から「お医者さんの首サポーターFit」のメリットとデメリットを整理します。
メリット
メリットは以下の4点です。
- ぴったりフィットする
- クッション性が高い
- 首の固定具合いがちょうど良い
- 水洗いできる
「お医者さんの首サポーターFit」は高さ調整ができることと、フェイスラインに合わせたカーブがあることから、自分に合った固定具合いにできるのが最も良いところに感じます。プレートを高めに調整すれば首を傾けられる角度が小さくなり、低めにすれば大きくなります。
さらに、クッション性が高いので「お医者さんの首サポーターFit」が直接あたるあごや首元が痛くなることはありません。ちょっと蒸し暑いですが、それを我慢できれば長時間装着することも可能です。
一方でぴったりフィットするため肌に接する部分は汗で汚れる可能性が高いですが、水洗いできるので衛生的でもあります。
デメリット
デメリットは以下の4点です。
- 通気穴があるといえ、それでも少し蒸し暑い
- 装着中は首を動かせる範囲が狭まる
- 長時間使用すると首がだるくなる
- 目立つ
一番のデメリットは長時間装着すると首周りが蒸し暑くなってくることでしょうか。
フィット感が良くクッション性も高いから長時間使用できるぞ!と考えたくなるところですが、装着中は少しムシムシします。もし、通気穴がなかったら暑過ぎてすぐに外したくなることでしょう。
とはいえ、しっかりフィットしているので熱がこもるのはしょうがないですよね。エアコンの効いている部屋で使う分には「首周りが少し暑いかな」と感じる程度だったので、室内で使う分には問題ないでしょう。ただ、じんわり汗をかくのでやっぱり定期的なお手入れは必要だと感じました。
また、服の中に隠して使うには大きすぎるのでどうしても目立ちます。加えて直射日光が当たると本当に暑いので、外で使うのは少々厳しいと感じました。
最後に長時間装着すると首がだるくなってきます。今まで変な位置に合った首を正しい位置に矯正することによって、筋肉があるべき場所に戻ろうしているためだと思われます。首まわりがだるくなってきたら一度サポーターを外して休憩しましょう。やり過ぎて怪我をしてしまったら本末転倒です。
まとめ
「お医者さんの首サポーターFit」を使ってみて一番良かったことは、首の正しい位置を身体に覚えさせることができた点です。
サポーターをしていないときもできるだけ正しい姿勢を取りたいのですが、そのためには正しいポジションを知っておく必要があります。正しい状態を知らないと姿勢が崩れたときに元に戻せませんよね。
というわけで、ストレートネックや頚椎症でお悩みの方は、お医者さんと相談のうえ「お医者さんの首サポーターFit」を使ってみるのも良いかもしれません。
私の場合は病院を受診した結果、整形外科でマッサージを受けることになりましたが、根本原因は姿勢の悪さだったので同時に姿勢矯正もすることにしました。3ヶ月くらいかかりましたが、ようやく左手親指の痺れがなくなってきたのでした。
コメント